2007年12月23日

『短編バイロン詩集』10彼女は美に於て歩む

  第十、彼女は美に於て歩む

  (一)

雲無き邦國、星多き天空の
麗はしき夜の如く、彼女かれは美に於て歩む、
而して明暗の最善なる万物は、
彼女の容貌と彼女の目に會し、
斯くして天の祝日に拒むなる、
その優しき光明に融合するなり。

  (二)

一の影は一層多く、一の光は一層少く、
漆の如くKき凡ての毛髮に波立て、
又は彼女の顏を軟かに輝やかし、
無名の美容を半ば傷けぬ、
そこは、清明なる思想の、その住所の、
如何に純潔至愛なるを現はす處なり、

  (三)

婉妖なる微笑、輝く色は、
美しき其頬及其額の上にありて、
軟かに靜やかに然かも有辯なり、
されど善良なる過去の月日を語る。
あゝ、下界の万物と平和なる心、
愛の天眞無垢なる情緒!

底本:
国立国会図書館 近代デジタルライブラリー『バイロン詩集』38コマ〜


posted by 天城麗 at 00:00| Comment(0) | 短編バイロン詩集 | 更新情報をチェックする
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