2011年11月07日

アビドスの花嫁

書名:アビドスの花嫁
原題:The Bride of Abydos
著者:ジョージ・ゴードン・バイロン卿 (1788-1824)
訳者:山本政喜(1899-1960)
底本:那須書房『バイロン全集 第二巻 叙事詩世界歴程篇』1936


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ベツポー

書名:ベツポー
原題:Beppo
著者:ジョージ・ゴードン・バイロン卿 (1788-1824)
訳者:山本政喜(1899-1960)
底本:那須書房『バイロン全集 第二巻 叙事詩世界歴程篇』1936


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海賊

書名:海賊
原題:The Corsair
著者:ジョージ・ゴードン・バイロン卿 (1788-1824)
訳者:木村鷹太カ (1870-1931)
底本:尚友館書店『海賊』再版 1905


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[2011-11-07] 日本国の著作権保護期間が満了した木村鷹太カ氏翻訳版『海賊』を入手しました。テキスト入力には時間がかかりそうなので、スキャン画像だけ先に公開します。また、その他既にこのブログで公開中のスキャンPDF、デジタルテキスト(TXT)をskydrive.live.com(外部のファイルストレージ)にアップロードしました。
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2010年11月28日

ララ 第一編17: Lines 289-312

XVII.

In him inexplicably mixed appeared
Much to be loved and hated, sought and feared;
Opinion varying o'er his hidden lot,
In praise or railing ne'er his name forgot:
His silence formed a theme for others' prate--
They guessed--they gazed--they fain would know his fate.
What had he been? what was he, thus unknown,
Who walked their world, his lineage only known?
A hater of his kind? yet some would say,
With them he could seem gay amidst the gay;
But owned that smile, if oft observed and near,
Waned in its mirth, and withered to a sneer;
That smile might reach his lip, but passed not by,
Nor e'er could trace its laughter to his eye:
Yet there was softness too in his ,
At times, a heart as not by nature hard,
But once perceived, his Spirit seemed to chide
Such weakness, as unworthy of its pride,
And steeled itself, as scorning to redeem
One doubt from others' half withheld esteem;
In self-inflicted penance of a breast
Which Tenderness might once have wrung from Rest;
In vigilance of Grief that would compel
The soul to hate for having loved too well.

十七

不可解なことに彼の中で生じたものは混ぜられた、
多くの親愛と憎悪、希求と恐怖。
彼に隠された多くの異なる意見、
賞賛または罵倒において、彼の名が忘れられることは決してない。
彼の沈黙は他者の軽口のためにテーマを作った──
彼等は思い──彼等は見つめた──彼等は彼の運命を知ることを楽しんだ。
彼は何をしていたのか? 何が彼にあったのか、このように知られぬ、
彼等の世を渡る誰にも、彼の家系だけが知っているのか?
彼の性質を嫌う者? それでも何人かは言うだろう、
彼等には彼は男の中の男と思われた。
しかしその微笑を認めた、もし度々近くで気付かれたならば、
その歓喜は弱まり、冷笑へと枯れた。
その微笑は彼の唇に達するかもしれぬ、だが通りもしなかったし、
今まで彼の目にその笑みの跡を辿ることもできなかった。
それでも彼の振る舞いの中には柔らかさがあった、
時々、天性の厳しさによってではないような心が、
しかし一度気がつくと、彼の精神は警めるようであった
そのような弱さ、その誇りに値しないような。
そして心を鎧った、贖うことを蔑むように
他者の半ば抑えられた尊重から一つの疑念を。
胸の自ら科した償いにおいて
優しさがかつて休息から絞り取ったかもしれぬ。
悲歎の警戒は無理強いした
魂があまりにも愛していたことに対して憎悪することを。



【amidst】amid+st

複雑な感情の入り混じるララ殿。他の者たちの噂の種となっています。
時折笑みが浮かぶようなのですが、それは隠されていて周囲に認められることはありません。
ララ殿は自分の弱さを表すことを頑なに避けていて、事件について説明して皆が抱く疑問を解消することすら恥だと思っているようです。かつては胸にあった愛も今は強い悲歎の前に歪んでいます。
タグ:天城麗 Lara
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2010年11月21日

ララ 第一編16: Lines 267-288

XVI.

Vain thought! that hour of ne'er unravelled gloom
Came not again, or Lara could assume
A seeming of forgetfulness, that made
His vassals more amazed nor less afraid.
Had Memory vanished then with sense restored?
Since word, nor look, nor gesture of their lord
Betrayed a feeling that recalled to these
That fevered moment of his mind's disease.
Was it a dream? was his the voice that spoke
Those strange wild accents; his the cry that broke
Their slumber? his the oppressed, o'erlaboured heart
That ceased to beat, the look that made them start?
Could he who thus had suffered so forget,
When such as saw that suffering shudder yet?
Or did that silence prove his memory fixed
Too deep for words, indelible, unmixed
In that corroding secrecy which gnaws
The heart to show the effect, but not the cause?
Not so in him; his breast had buried both,
Nor common gazers could discern the growth
Of thoughts that mortal lips must leave half told;
They choke the feeble words that would unfold.

十六

無駄な考えだ! 決して解かれなかった暗がりのその時間は
再びやって来なかった、またはララは装うことができた。
忘れっぽい見てくれを、
彼の家来より驚いてもいず、恐れてもいないように。
記憶は、感覚を元に戻し、消えたのか?
知らせ以来、見るでもなく、彼等の支配者の仕種からでもなく、
彼等に思い出させる感覚を裏切った
彼の心の病に浮かされていたときを。
夢であったのか? 彼の声は話した
奇妙な荒々しいアクセントで。彼の嘆きは破壊した
彼等の眠りを? 彼の抑圧された、心臓の上に働かされる
鼓動を止めた、彼等を飛び上がらせた場景を?
彼はこのようにそう忘却を苦しんだであろうか、
例えばあの苦しんでいる震えを見た時のように?
或いはその沈黙が証明した 彼の記憶を凝固した
語るには深すぎる、忘れがたい、混ぜもののない
蝕まれている秘密は絶えず苦しむ
影響を見せる心に、理由もなく?
そう彼の中にではなく。彼の胸は共に埋葬した、
また平凡な傍観者も考えの成長を認めることもなかった
死を免れぬ唇は半ば語られるままにしておかねばならぬという。
彼等は弱々しい語を解こうとして息を詰まらせた。



【ne'er】never

家臣たちや奴隷たちがびくびくしても無駄でした。
ララ殿は例の恐怖はもうなくなったように、忘れたように、あるいは何事もなかったかのように装いました。
夜に彼等を起こし震えさせたあの事件は夢だったのでしょうか?
いいえ、何かがあったのです。が、ララ殿が語ろうとしない深い秘密を問いただそうとする者もいませんでした。
タグ:天城麗 Lara
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